カメの飼い方、イカ娘の飼い方

 ほにほに共和国のメンバーLanseさんの(詳しくはゲームの部屋のAOC参照のこと)によるカメの飼い方、イカ娘の飼い方の解説です。

 Lanseさんの趣味であるカメの飼育とイカ娘をコラボさせたかなり強引な企画(汗
 以下、Lanseさんによる解説です。

カメとイカ

カメの飼い方 イカ娘の飼い方  作成:2013年3月2日 更新:-

1 生態

 カメもイカ娘も飼育するためには先ず生態を知る必要があります。

1-1 カメの生態

 一口にカメと言っても多数の種類が存在し、分類によっては410種を越えるといわれています。410種超存在するカメですが水棲(半水棲)と陸棲の2種類に大別することができます。水棲ガメは海・河川・湖沼に生息し、陸棲ガメは森林・草原・砂漠などに生息しています。本文では主に河川・湖沼に生息するカメ(ヌマガメ科・イシガメ科など)について扱います。代表種としてミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)、クサガメ、イシガメなどが挙げられます。

1-2 イカ娘の生態

 自称海の使者であり海を汚す人類を侵略すべく、深海から湘南に上陸しました。原作者はイカアレルギーを患っているとのことです。外観は人間の13歳から14歳の少女風で頭部の10本の触手とピコピコが特徴です。口から吐くイカ墨は食用及び植物の成長促進剤として使用できます。知能レベルは低いように見えますが高校数学の問題をすらすら解くなどのエピソードも存在するので未知です。

2 飼育環境

 飼育することが決定したらケージ(水槽)や部屋の準備をしましょう。

2-1 カメの飼育環境

 以下に示すものを用意しましょう。

2-1-1 飼育容器・飼育水

 飼育容器として水槽・爬虫類専用ケージ・衣装ケースなどの容器を使用することができます。
容器の大きさの目安は幅(長辺)が甲長(甲羅の頭側から尻尾側の長さ)の5倍以上です。高さは内部のレイアウトにもよりますが陸場の一番高い箇所から甲長の2倍以上の距離があると安全です。飼育水は孵化1,2年目の個体やニホンイシガメなど水質に敏感な種類には一晩汲み置きした水や観賞魚用カルキ抜きで中和した水を使用しましょう。水深は幼体は2,3cm、成体は10cm超が目安です。カメが溺れないように調整しましょう。

2-1-2 陸場・シェルター

 飼育容器に水を張ったときカメが十分上陸できる大きさのものであれば何でもいいです(要耐水)。ペットショップで販売されている専用品やレンガなどを組み合わせて作ったものが使用できます。シェルターはカメが隠れるために設置したほうがいいです。市販の陸場にはシェルターも兼ねたものがあります。

2-1-3 ろ過装置

 飼育水の汚れ(糞尿やエサの食べカスなど)をスポンジや活性炭で除去する装置です。最低でも2,3日に一度水換えを行うことが可能な場合は不要です。投げ込み型、外掛型、上部型、外部型など多種類あるのでケージの寸法・形状や水量に合うものを選びましょう。

2-1-4 紫外線灯

 カメの甲羅の主成分はカルシウムです。カメがカルシウムを吸収するためにはビタミンD3が必要です。通常、ビタミンD3は甲羅干し(日光浴)で紫外線(UVB)を浴びることによって体内で生成されます。
屋外の直射日光を浴びられる環境で飼育する場合、紫外線灯は不要です。屋内飼育の場合は日当たり良好な場所に飼育容器を設置していても窓や水槽のガラスが紫外線を減衰させ、十分な量が届かないので紫外線灯が必要になります。紫外線灯には直管型蛍光灯タイプと電球型蛍光灯タイプの2種類があります。製品名に2.0、5.0、10.0などという表記があるものは紫外線の量を表わしています。製品により異なりますが大体は5.0を選ぶのが無難です。購入の際はパッケージ商品説明を確認しましょう。

2-1-5 保温器具(ヒーター)・温度計・サーモスタット

 主に冬季に冬眠させずに飼育する場合に必要になります。日本に生息しているカメ(沖縄/奄美除く)は冬眠しますが、他地域に生息するカメには冬眠しない種類もありますので図鑑などでご確認ください。冬眠する種類でも孵化1,2年目の個体や弱った個体は冬眠させないほうがよいです。保温器具は保温電球、パネルヒーター、水中ヒーターの3種類に大別されます。保温電球とパネルヒーターは主に陸場の保温用で、水中ヒーターは飼育水の保温用です。保温電球と水中ヒーターは器具が非常に高温になるので取扱説明書を熟読し正しく使用しましょう。また、水中ヒーターには火傷防止のためヒーターカバーを設置することを強く推奨します。保温温度はカメの種類にもよりますが水温26℃前後が適切です。

2-2 イカ娘の飼育環境

 深海からやってきたイカ娘ですが飼育に水槽等は不要です。基本的に人間と同等の住環境を用意すれば問題ありません。飼育の適温も人間の快適温度と同等だと思われます。テレビやゲームなどの娯楽を好むため可能なら用意したほうがいいでしょう。

3 日々の世話

本章では主にエサなどについて述べます。

3-1 カメの世話

 本文で扱うカメは大多数が雑食です。エサは市販の配合飼料(ペレット)を主食とし、時々おやつにエビ(観賞魚・爬虫類用飼料で塩分を含まないもの)などを与えるとよいです。エビは嗜好性が強く好んで食べますが、エビばかり与えると他のエサを食べなくなり栄養が偏るので与えすぎに注意しましょう。エサは午前中にに与えましょう。エサの量の目安はカメの頭の大きさと同量、2,3分で完食できる量が目安です。エサの与えすぎは飼育水の汚染や病気の原因になるので注意しましょう。油分、塩分、糖分、食品添加物などを含む人間の食品は与えてはいけません。配合飼料とエビのエサとしてはリンゴ、バナナ、イチゴ、キャベツ、白菜、小松菜、チンゲンサイ、マグロ赤身(少量)、鶏の砂肝、コオロギ、ミミズ、ミルワームなどが挙げられます。油分を多く含む脂身やトロ、ネギなどの刺激の強い野菜は与えてはいけません。
水は飼育水を飲んでいます。飼育水が汚れると水を飲まなくなり脱水症状になるのでこまめに水換えをしましょう。2-1-3に記したろ過装置を使用している場合は週に1回程度の水換えで大丈夫ですが多いに越したことはありません。カメが水換えの直後に用を足すのはきれいになった飼育水を飲んだからです。水換えの直後に汚されるのが嫌な場合は38℃程度のぬるま湯にカメを浸しておくのがよいでしょう(温浴)。温浴の際は溺れたり脱走したりしないようにするために目を離さないで下さい。市販のカメの飼育キットには砂利が含まれていることがありますが掃除が面倒になるので使用しないほうがよいでしょう。カメの甲羅にコケが生えたら歯ブラシでこすって落としてあげましょう。日々の世話は毎朝の給餌と飼育状況に応じて掃除(水換え)をするだけです。時々ベランダなどで散歩させると喜ぶかもしれません。散歩の際は転落事故などに注意しましょう。

3-2 イカ娘の世話

 これも基本的に人間の子供と同じ扱いでよいです。人類侵略を企んでいるのでその点は注意せねばなりませが、危機的状況にはならないでしょう。深海での食生活は不明ですが、地上では雑食で人間の料理を好んで食べます。カメと同じくエビが大好物です。カメと一緒に飼育する際は、カメがエビを食べているのを見て嫉妬したり、カメ用のエビを盗み食いされないように気をつけましょう。

参考文献
高橋泉 カラー図鑑 カメのすべて 成実堂出版社 2002
ミニペット倶楽部(霍野晋吉監修) カメに100%喜んでもらう飼い方遊ばせ方 青春出版社 2001
霍野晋吉 カメの飼い方がよくわかる本 成実堂出版社 2004

アンサイクロペディア 侵略!イカ娘 など

カメの飼い方についてはNRS+ カメを飼おう に本文の内容を整理、加筆修正し画像等を追加したものを掲載する予定です。
イカ娘の飼い方に関する問い合わせはぷりんこ氏へお願いします。

©2013 New Reeves & Sinensis plus The Room Of Ikamusume And Carp All Rights Reserved.

 解説ここまで。
 いや、イカ娘の飼い方に関する問い合わせ先に指名されても困るんですけどねw  

Lanseさんが気になる方はこちらまでどうぞ

NRS+